不妊治療記 in マニラ | 2023

フィリピン・マニラでの不妊治療の記録を夫婦で綴ります。

【マニラで不妊治療④】卵管造影検査

こんにちは、さくらです。

 

今日は、ついに卵管造影検査について書きます。卵管に水を入れて、管が閉鎖されていないかを調べるもので、痛みがあると聞いているので、不安が大きかったです…。

 

クリニックに到着して、まずは血圧検査を行いました。機械を使って、自分でチェックして出てきた結果を受付に渡します。

 

その後、Examination Roomに呼び出されました。部屋に入ると、トイレに行って尿を出し切ってくるように言われて、一度部屋を出てトイレに。また戻ってきて、部屋の中で下着を脱いで、検査台の上に座ります。この台に座って股を開いてるだけで、ひどく緊張しました…。お腹のところあたりでカーテンが閉められているので、こちらからは先生も見えませんし、何をしているかも見えない状況です。

 

始めますという声掛けがあり、機械を膣の中に入れられました。痛いというよりも、怖いというのと、気持ち悪いという感覚で、死にそうでした。脚に力が入り、閉じてしまいそうになるのを、先生に何度も力を抜いてリラックスするように言われましたが、そんな余裕はなかったです。とにかくハンカチを握りしめて、深呼吸に集中して、早く終わるのを祈りました。モニターに映っている映像も全く見れなかったです。やっと終わった!!!と思ったのですが、これから始めると言われて耳を疑いました…。あとから分かったのですが、最初にしたのは、超音波検査で、その後に卵管造影検査が待っていました…。超音波検査だけで、もう終わった気になっていましたが、ここからが地獄の始まりでした。


私がずっとパニック状態なので、続けられますか?と確認してくれて、もう不妊治療もすべてギブアップしたい気持ちでしたが、後にも引けず、進めてもらいました。

カーテルを付けるよ、コットンをはさむよ、水を入れ始めるよ、とステップごとに声掛けをしてくれました。でも、この恐怖感の中で、英語を聞き取るのも精いっぱいで、カーテンの向こうで飛び交うタガログ語も不安を掻き立て、泣きながらの卵管造影検査でした…。通水は、事前にいろんなブログで見ていたように、重い生理痛という感じの鈍痛でした。痛みのレベルを看護師さんにも聞かれましたが、私は6/10くらいでした。痛いけど耐えられるというレベルです。それよりも、はじめての経験、そして外国でこの状況で1人で体験せざるを得ない不安感や恐怖心からの辛さがしんどかったです。

 

終わってからも、めまいがしたりするそうで、検査台で10分ほど脚を上げて開いたまま休むとのことで、そのまま休ませられたのですが、とにかくその状態でいる方が心理的苦痛が大きくて、一刻も早く検査室から出たくて、5分くらい経ったらトイレに行きたいと言って、出させてもらいました。生理痛のような気持ち悪さが残っていて、そのままトイレでしばらくガタガタ震え、冷や汗をかき、泣きながら休みました。。。すぐにでも家に帰って休みたくて、会計に早く帰りたいから会計してほしいと頼みました。そうすると、まだコンサルテーションが残っているので帰れないと…。血液検査みたいに後日結果が送られてくるのかなと思ったのですが、すぐに検査結果が分かって診察室で先生からお話があるそうです。

 

とりあえず、コンサルテーションに呼ばれるまで待っていたら、徐々に体調は回復してきました。肝心の検査結果ですが、左側が子宮内膜症であると言われました。ただし、手術などを必要とするレベルではなく、妊娠もできる状態なので、様子見。右側は問題なしとのことでした。次のステップとしては、IUI(人工授精)。IUIの妊娠成功率は10~14%だそうですが、それでも体外受精は身体に大きな負担がかかるので、まずはIUIを勧められました。

 

先生とお話した後に、Treatment Roomで看護師さんからの費用やスケジュールなどもう少し細かい点について、フォローアップがありました。IUIの1回目で検査などを含み、40K~50Kの金額がかかり、2回目は検査代がないので初回よりも少し下がる程度だそうです。

 

次回は生理の2日目にやまとと一緒に来院して、検査。日本への一時帰国があるため、次のサイクルでお願いすることになりました。次の流れを分かりやすく、スケジュールで書いてくれました。今服用している薬が帰国中に切れてしまうので、追加の処方箋をもらえるか聞いたところ、30日分で飲むのをやめていいと言われた。

 

今日は、予約時間10:30~13:30までかかり、本当に長く感じた3時間でした…。

もし、今後、経験される方がいらっしゃったら、やはり旦那さんに付き添ってもらうことをおすすめします。また、待合室がとても寒いので、羽織を持参した方がよいです。

 

本日のお会計です。

・SHSG(卵管造影検査) P2,033
・Bscope(Ultrasound) P955
・Follow-up visit P986

合計 P3,974のお支払いでした。

 

次回は、IUI(人工授精)に向けて、はじめて2人一緒に来院します。