不妊治療記 in マニラ | 2023

フィリピン・マニラでの不妊治療の記録を夫婦で綴ります。

【マニラで不妊治療⑯】心拍確認

こんにちは、さくらです。

 

前回、胎嚢を確認してから1週間後、今回はウルトラサウンドで赤ちゃんの心拍を確認しました。

 

モニターを見ながら、先生がポインターを合わせた部分をよく見ると、小さい丸い物体の先がぴくぴく動いている様子が自分の目でも確認できました。

初めて赤ちゃんが生命として生きていることを実感することができ、感動しました。

動画を撮ってもいいと言われたので、モニターをスマホで撮影しました。

 

また、今回は血液検査がなかったことも嬉しいポイントです(採血が苦手で、毎回つらかったので…)

 

膣剤も早く終わってくれれば…と思うのですが今日ウルトラサウンドで見たところ、子宮頸管が理想より少しだけ短いということで、薬も継続することになりました。(子宮頸管が短いと流産・早産につながるリスクがあるそうです)

 

本日のお会計です。

Duphastone 10㎎ x 21個 P1869(薬代)
Heragest 200mg x 7個 P392(薬代)
Follow up visit P986(診察料)
Bscope P955(ウルトラサウンド)

合計 P4,202 でした。

 

次回はまた1週間後に通院です。

【マニラで不妊治療⑯】胎嚢確認

こんにちは、さくらです。

 

前回のブログでご報告しましたが、この度、Kato Repro Biotech CenterでのIVF(体外受精)で妊娠することができました。

 

今回は、血液検査でホルモン値(hCG値)の状態を確認し、ウルトラサウンド(超音波検査)をしました。

 

妊娠初期には、「4つの壁」と言われるものがあるそうです。

1.胎嚢が確認できるか

2.心拍が確認できるか

3.9週を超えられるか

4.12週を超えられるか

流産は、80%以上が12週以前に起こるそうで、この4つの壁をクリアしていくことでその可能性が減ってくるそうです。(ネットの知識です)

 

今日のウルトラサウンドで胎嚢を確認することができ、まずは1つめの壁をクリアすることができました。

 

胎嚢については、赤ちゃんを守るカバーのようなものだよという説明を受けましたが、ウルトラサウンドの検査中、モニターをポインターで指しながらこれだと教えてもらわないとどこにあるのか分からないような見た目でした。

 

そして、Katoの体外受精においては、「胎嚢が確認できた」=「妊娠成功」という扱いになり、成功報酬をお支払いすることになります。ということで、今日は現金をたくさん持って行きました。考えたくないですが、もしこの後、流産してしまったとしてもお金は戻ってきません。。。お腹の中に赤ちゃんがいる実感はまだないのですが、15万ペソをお腹に抱えていると思うと緊張感があります…!!

 

本日のお会計です。

BHCG Dilution P1,602(※)

Heragest 200㎎ x 6個 P336(薬代)

Duphastone 10mg x 21個 P1,869(薬代)

BHC G P1,602(血液検査)

E2 Estradiole P1,602(血液検査)

P3 Progesterone P1,602(血液検査)

Bscope P955(超音波検査)

Follow-up Visit P986(診察料)

Success Fee P150,000(成功報酬)

合計 P160,554 でした!

 

銀行のお札を数えるような機器がCasherにあり、現金を数えていました。

 

※レシートを確認して内訳を記載しているのですが、たしかこれも血液検査だったかと思います。ただ、内訳4行目の「BHC G」と何が違うのか分からなくなってしまいました。不明確な情報ですみません。

 

次回は、1週間後に来院し、心拍を確認します。

 

 

【マニラで不妊治療⑮】はじめてのIVF(体外受精) その6 結果確認

こんにちは、さくらです。

 

今回は、はじめてのIVFの移植から2週間後、結果確認です。

 

7:30に血液検査のためにクリニックを訪れました。

 

IUIの時と同様に、採血をして、結果が出るまで40分ほど待ちます。実際に診察室に呼び出されるまでには、もっと時間がかかっている印象です。

 

今回の結果ですが、ホルモンの数値が高く出ていて、

妊娠の可能性があるとのことでした!!!

 

2週間前に移植したのがグレード3の初期胚というのと、1回目の体外受精ということであまり期待はしていなかったのですが、先生から結果を聞いて、驚きと嬉しさで涙が込み上げてきました。先生がおめでとうございますと、ティッシュを渡してくれました。

 

次は、10日後に再度血液検査でホルモン値の状態を確認し、ウルトラサウンドで胎嚢を確認することができたら、「妊娠確定」という扱いで成功報酬の支払いが発生することになります。(心拍はまだ確認できていない状態です)


同じ薬を量を減らして、服用し続けるように処方がありました。

 

せっかくの嬉しい知らせなのに、家でやまとに報告すると、「まだ分からない」と疑っていました。「Positive」と書いてある紙をもらったのですが、それでも実感がないようです。

 

今回のお支払いです。

E2 Estradiole P1,602 (血液検査)
P3 Progesterone P1,602 (血液検査)
BHC G P1,602 (血液検査)
Heragest 200mg x 10点 P560 (薬代)
Duphaston 10mg x 30点 P2,670 (薬代)
Follow-up Visit P986 (診察料)

合計 P9,022 でした。

 

まずは、今回陽性になって本当にうれしかったのと、これから維持できるように気を付けて生活したいと思います。ここまでこのブログを読んで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。

 

【マニラで不妊治療⑭】はじめてのIVF(体外授精) その5 移植日

こんにちは、さくらです。

 

今日は、IVFの移植日です。

 

培養士から、朝8時過ぎに電話がかかってきました。もう細胞分裂が4分割まで進んだので、本日移植が実施できるので、10時半に来院するように言われました。

 

クリニックに行くと、今回もリカバリールームに通され、手術着に着替えてベッドで待ちました。2日前の採卵で経験したので、少し流れが分かって前回よりは落ち着いていました。

 

やはり、手術室に入るのは緊張したのですが、今回は、少し日本語ができる看護師さんがいて、「ここに立ってください」「座ってください」と簡単な指示を日本語でしてくれました。もちろん、このような簡単な内容は英語で言ってくれても理解できるのですが、こちらに寄り添ってくれるその心遣いが嬉しかったです。

 

とは言え、いざ手術台に寝ると、ド緊張でした。左側にもモニターがあり、そちらでは拡大した初期胚(細胞分裂した受精卵)を見せてくれました。そして、それを注射器で取る所も確認のために見せられました。そして、右のモニターではウルトラサウンドでの子宮内の様子が表示されていて、移植される様子を説明されました。(が、正直、そんな余裕はないのでほぼモニター見れませんでした)

 

とりあえず深呼吸だけに集中して終わるのを待ちました。ドクターも看護師さんたちも慣れていますし、自分の次にもまだまだ患者さんが控えてますので、テキパキと最短で対応してくれます。(フィリピンにお住まいの方だと、そのスローな国民性に慣れてると思うので手際の良さにびっくりすると思います。)

 

リカバリールームのベッドに戻り、また安静にするように言われました。

途中で培養士か看護師か分かりませんが、スタッフさんがベッドに来て、移植した初期胚のデータを紙で渡されました。

今回、移植した受精卵はグレード3だとのことです。グレードというものが何かも分からないので、ベッドで横になりながら、検索して調べました。

 

グレードとは受精卵の質を評価するものだそうです。分裂した割球の大きさが均一で、フラグメント(分裂した断片)が少ないものが、良質な初期胚としてグレード1に評価されるそうです。グレード3までが移植対象で、グレード4以下は移植しないという判断になるそうです。

 

やっとの思いで移植を終えたのに、グレード3の受精卵だったことが後から分かり、もしかして今回も妊娠の可能性は低いのではとがっかりしました…。

 

リカバリールームでの休憩が終わり、膣座薬と飲み薬を処方されました。膣座薬どころか普通の座薬も使ったことがないので、ちゃんとやり方を説明してほしかったですが、奥まで入れて、2分くらい歩いてと簡単な説明のみだったので、家に帰ってからYouTubeで日本人による解説動画を観て頑張りました。毎日3回実施しなければならず、それもかなりしんどかったです。

 

今回のお会計です。

P3 Progesterone P1,602

Follow up visit P986(診察料)

Heragest 200mgx37個 P2,072(薬代)

Duphastone 10mgx36個 P3,204(薬代)

合計 P7,864 でした。

 

次は2週間後に結果の確認です。

あまり期待せずに待とうと思います。

 

【マニラで不妊治療⑬】はじめてのIVF(体外授精) その4 採卵日

こんにちは、さくらです。

 

今回は、D-13、いよいよ採卵です。

やまとの精子採取もあるので、一緒に通院しました。

 

前回悩んだ麻酔方法ですが、結局、局部麻酔を選択しました。

 

今回は、血圧を測り、一度問診して、いつもと違うリカバリールームという別な部屋に初めて入りました。思ったより広い部屋で、リカバリールームにも受付があり、靴を脱いでスリッパになります。保健室のような(?)一人ひとりカーテンで仕切られたベッドがたしか6つくらいあったと思います。

 

そこで、手術着に着替えるように言われました。パンツは脱いで、ブラはワイヤーがなければ着けていてよいそうです。こんな日に限ってブラトップでした…笑 お腹の部分をまくり上げたら、ブラトップ着ててもいいよと言われました。

 

手術着の着方が分からなくて、トイレに行くときに、私を見かけた看護師さんがすぐに来て、この紐とこの紐を結ぶんだよと教えてくれました。

 

ベッドでだいぶ待った気がします。かなり寒くて、途中看護師さんが毛布を貸してくれました。とっくに昼もすぎてお腹が空いてきました。そういえば、ドクターとの問診の時に、「Did you eat?」と聞かれたので、朝ご飯のことだと思ってYesと答えたのですが、ランチのことだったのかもしれません。

 

緊張状態で待っているのですごく疲れました。待ちくたびれた頃、呼び出されました。緊張するのでハンカチをもって入りたかったのですが、外部のものは持ち込みできないとのことで、置いていくことに。

 

手術室の入口より少し手前のところで、看護師さんが待っていてくれて、名前などの確認をしました。そして、手術台に上がるまで一歩ずつ(ここに足をのせて、こっちを向いて、座って…)すべて優しくガイドしてくれました。今までの人生、大きな怪我や病気もなく、本当に生まれて初めて手術室という場所に入りました。ドラマでしか見たことのない光景が広がっていて、とても緊張しました。日本語の「よろしくお願いします」ほど適切な言葉が全く浮かびませんでした。よろしくお願いします、という気持ちを込めて、Good afternoonと言うしかありませんでした。ドクターと何人かのスタッフさんがいて、フィリピン特有なのか分かりませんが、朗らかな雰囲気でした。

 

後はドクターを信じてお任せするしかないのですが、いつも通り緊張で力が入りまくりで、リラックスしてね、と何度も言われました。手術台で横になって、私の頭側にも看護師さんが1人付いていてくれました。顔の右側にあるモニターで、看護師さんが何やら説明してくれていましたが、正直まったく余裕はなくて、深呼吸だけに集中しました。ストレッチボールのようなものを渡してくれて、それを握っていました。


局部麻酔を刺すときも全然痛くありませんでしたし、採卵するときも麻酔が効いているので痛みはなかったです。

 

終わってから、またベッドに戻り、しばらく安静にしていました。恐怖心から解放されて安堵したせいか、またシクシク泣きながら、気持ちを落ち着かせました。

 

2つ採卵しましたが、あったのは1つだけだったと説明されました。この後、上手く授精できるか、細胞分裂が進むか分からないので、1つ分しかチャンスがないのが残念ですが、上手くいくことを祈ります。

 

休んだ後は、着替えて、薬をもらい、お会計をして終了でした。

本日のお会計です。

合計 P22,352でした。

 

次回は、2日後に、受精卵の細胞分裂の結果次第で、移植に進みます。

 

 

 

 

 

 

【マニラで不妊治療⑫】はじめてのIVF(体外授精) その3

こんにちは、さくらです。

 

さて、一昨日のウルトラサウンドで卵子の大きさがまだ小さいということで、今回もその後の成長を確認するために、検査に来ました。

 

大きさは十分とのことで、3日分の薬を処方されました。採れそうな卵子が3つあるそうです。2つまでの採卵が、IVFのパッケージに含まれています。3つ以上採卵を希望する場合は追加料金になります。一旦、私たちは2つまでで考えています。


ドクターの問診後、看護師さんからの説明で、鼻のスプレーのレクチャーを受けました。IUIのように、自己注射がないのは、私にとってはとても嬉しいことです…!本日夜に指定された時間に鼻スプレーを吸引します。また、説明動画をスマホで撮影するように言われたのですが、日本語の動画でした!英語でも理解できる比較的簡単な手順だったのですが(むしろ自己注射の動画が日本語だったら良かったのに)、それでもはやり日系の安心感みたいなのがありました。

 

ドクターからは、麻酔の方法について、説明がありました。選択肢としては、麻酔なし/局部麻酔(痛みないけど意識ある)/全身麻酔(眠った状態で採卵して、起きたら終わっている)の3つがあるとのことでした。考えていなかったので、もう少し家に帰って日本語で情報を調べたいなと思い、その場で決められませんでした。明日の朝までに、麻酔の方法を決定して連絡するように言われました。

 

看護師さんにぶっちゃけどうなのか聞いてみたら、全身麻酔はよほど痛みに弱い人や怖さでパニックになるような人向けとのこと。卵子の位置が近ければ、針を深く刺すわけじゃないし、卵子同士が近ければ1回で2個採れるそうです。だから、むしろ局部麻酔をすることで刺す回数が1回増えるから麻酔なしでもいいくらい、とのことでした。とは言え、どちらかというと恐怖心が強い方なので、麻酔はしたいと思うのですが、もう少し日本の情報なども調べて明日までに決定したいと思います。

 

本日のお会計です。

合計 P8,427でした。

 

 

【マニラで不妊治療⑪】はじめてのIVF(体外授精) その2

こんにちは、さくらです。

 

今回は、D-9にウルトラサウンドの検査を受けてきました。

 

卵子の大きさがまだ十分ではないということで、2日後に再度通院し、ウルトラサウンドを行うことになりました。

 

待合室で、日本人の患者さんをお見かけしました!

異国の地で、不妊治療を頑張る同志に出会えた気がして嬉しい気持ちになったのですが、治療中であることをオープンに話したくない人もいると思うので、話しかけるのは控えました。(お互い頑張りましょうと念を送りました笑)


今回のお会計は、P1,941でした。