不妊治療記 in マニラ | 2023

フィリピン・マニラでの不妊治療の記録を夫婦で綴ります。

【マニラで不妊治療⑭】はじめてのIVF(体外授精) その5 移植日

こんにちは、さくらです。

 

今日は、IVFの移植日です。

 

培養士から、朝8時過ぎに電話がかかってきました。もう細胞分裂が4分割まで進んだので、本日移植が実施できるので、10時半に来院するように言われました。

 

クリニックに行くと、今回もリカバリールームに通され、手術着に着替えてベッドで待ちました。2日前の採卵で経験したので、少し流れが分かって前回よりは落ち着いていました。

 

やはり、手術室に入るのは緊張したのですが、今回は、少し日本語ができる看護師さんがいて、「ここに立ってください」「座ってください」と簡単な指示を日本語でしてくれました。もちろん、このような簡単な内容は英語で言ってくれても理解できるのですが、こちらに寄り添ってくれるその心遣いが嬉しかったです。

 

とは言え、いざ手術台に寝ると、ド緊張でした。左側にもモニターがあり、そちらでは拡大した初期胚(細胞分裂した受精卵)を見せてくれました。そして、それを注射器で取る所も確認のために見せられました。そして、右のモニターではウルトラサウンドでの子宮内の様子が表示されていて、移植される様子を説明されました。(が、正直、そんな余裕はないのでほぼモニター見れませんでした)

 

とりあえず深呼吸だけに集中して終わるのを待ちました。ドクターも看護師さんたちも慣れていますし、自分の次にもまだまだ患者さんが控えてますので、テキパキと最短で対応してくれます。(フィリピンにお住まいの方だと、そのスローな国民性に慣れてると思うので手際の良さにびっくりすると思います。)

 

リカバリールームのベッドに戻り、また安静にするように言われました。

途中で培養士か看護師か分かりませんが、スタッフさんがベッドに来て、移植した初期胚のデータを紙で渡されました。

今回、移植した受精卵はグレード3だとのことです。グレードというものが何かも分からないので、ベッドで横になりながら、検索して調べました。

 

グレードとは受精卵の質を評価するものだそうです。分裂した割球の大きさが均一で、フラグメント(分裂した断片)が少ないものが、良質な初期胚としてグレード1に評価されるそうです。グレード3までが移植対象で、グレード4以下は移植しないという判断になるそうです。

 

やっとの思いで移植を終えたのに、グレード3の受精卵だったことが後から分かり、もしかして今回も妊娠の可能性は低いのではとがっかりしました…。

 

リカバリールームでの休憩が終わり、膣座薬と飲み薬を処方されました。膣座薬どころか普通の座薬も使ったことがないので、ちゃんとやり方を説明してほしかったですが、奥まで入れて、2分くらい歩いてと簡単な説明のみだったので、家に帰ってからYouTubeで日本人による解説動画を観て頑張りました。毎日3回実施しなければならず、それもかなりしんどかったです。

 

今回のお会計です。

P3 Progesterone P1,602

Follow up visit P986(診察料)

Heragest 200mgx37個 P2,072(薬代)

Duphastone 10mgx36個 P3,204(薬代)

合計 P7,864 でした。

 

次は2週間後に結果の確認です。

あまり期待せずに待とうと思います。